2008年に購入したVAIO。OSはVISTAでメモリも2GB、SSDではなく80GB HDD(しかも凄く遅い)。
わが家で文鎮化していたPCですが何か使い道を、、、
Linuxでも入れてみるかー(これ、アカンやつや🙄)
ディストリビューション
候補にあがったのは、次の3つです。
- Fedora
- 直接インストールしようとすると途中でフリーズ (OOM Killerのせい?)
- 33からUpgradeしたけど途中でフリーズ
- Ubuntu
- Fedoraでも相当重たかったのでスキップ
- Arch Linux
最初から分かっていたことですが、Arch Linuxをインストールすることにしました。
インストール
過去に物理PC/仮想マシンにインストールしたこともあり、記憶とネットの情報に頼ってインストールしました。
ハマリ所としては
- 無線LANの接続方法がIWに変更
- UEFI, GPTが主流でMBRの情報が見つけにくい
- arch-chrootした際にnano, vimなどのエディタが入ってない
- archstrapでインストールするパッケージが変わっている
- インストール後に再起動した状態で無線LANのパッケージがインストールされていない
- fcitx5を使ってGNOME Terminalで日本語入力ができない
Webcam(Ricoh r5u87x )を認識しない
※USBデバイスとしては認識しているようでもう一歩だったけど今回は断念
yay で r5u870 をインストールすることで解決しました
など。
ちなみにHDDのパーティションはこんな感じにしました。
disk (util-linux 2.36.2) へようこそ。
ここで設定した内容は、書き込みコマンドを実行するまでメモリのみに保持されます。
書き込みコマンドを使用する際は、注意して実行してください。
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sda: 74.53 GiB, 80026361856 バイト, 156301488 セクタ
ディスク型式: TOSHIBA MK8009GA
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0x0380720a
デバイス 起動 開始位置 終了位置 セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sda1 2048 1001471 999424 488M 83 Linux
/dev/sda2 1001472 9390079 8388608 4G 82 Linux スワップ / Solaris
/dev/sda3 9390080 156301487 146911408 70.1G 83 Linux
インストールした基本的なソフトウェアは次の通り。
- xorg
- Xcompmgr
- lightdm + lightdm-webkit2-gretter
- awesome wm
- fcitx5関連 + Mozc
- sakura
- zsh
- tmux
- vim, emacs
- Adobe Source Han, IPA, DejaVu, JetBrains Mono
- Firefox, Chromium
- conky
- cawbird, discord …
文鎮化してもおかしくはない低スペックなPCですが、今回インストールした構成だとログイン直後で400MBくらいのメモリで動作しており、快適とは言えるレベルではないですが、冗談抜きで使えるレベルにはなりましたw。Xを含む必要最低限のソフトウェアも10GB未満で全てインストールできます。
awesome wmは、タイル型のウィンドウマネージャの1つで開いたアプリケーションを気持ちいい感じに整列してくれたり、ほぼキーボードだけで操作できたり、Luaで書ける設定ファイルは細部までカスタマイズが可能であったり、なんといっても軽い。awesome wmはカスタマイズしたスクリーンショットをネットで公開して自慢するヘビーユーザーも多く、カスタマイズを始めると楽しくキリが無いので、今回は必要最低限に留めました😅
最後に
え?
実はArch Installerなるものが使える状態であったらしいw
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