正直気がつかなったのですが、マイクロソフト社はOpen JDKの提供を開始するみたいです。JVM専門家集団と名高いjClarity社の買収や著名なJavaエンジニアたちがMS社に合流していることとAzureのビジネスにおいてもJavaの存在が大きいことから、今回のリリースに至ったとのこと。
ポイントを要約すると
- Microsoftが無償でOpenJDKの提供を開始(Windows / Linux / Mac)
- ビルドのノウハウはAdopt OpenJDKのものを利用する
- 今のところ、LTSとなる11, 17をリリースしていく予定(16EAも一応あるが、現時点では色々未確定)
- AzureやMS社内で既に利用を開始(本番利用実績として言及)
- 11には、MS社の独自拡張が含まれている(本家へのパッチ提供、情報提供済み)
- Microsoft Specific Enhancements:
[JDK-8250902] Implement MD5 Intrinsics on x86 – Java Bug System
New Trust Stores: Microsoft Build of OpenJDK now contains the same CA certificates as Mozilla Firefox
- Microsoft Specific Enhancements:
ちなみにAdopt OpenJDKはというと現在はEclipse Foundationへ合流し、Eclipse Adoptiumというプロジェクト名になっています。
過去には、Visual J++などJavaに関連するところでやらかしてしまったMS社ですが、ここ数年でクリーンな企業に生まれ変わった感じがして個人期には好印象です。このノリで、Microsoft Build of Linuxもありえるんじゃないでしょうか。。。
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