サブ機(Intel i7-2600K)はWindows 11のシステム要件(主にCPU、TPM)を満たすことができずWindows 10を利用していましたが、ハードウェアの動作が怪しくなってきたのでコスパ重視でCPUとマザーボードを交換することにしました。ついでにPCケースや電源も老朽化していたので合わせて購入することにしました。
CPUはコスパ重視でAMD Ryzen 5 5500にしました。13,000円前後の価格帯で6コア/65Wと申し分ない性能です。マザーボードはあまりケチると後で後悔しそうなので評判の良いASUS TUF GAMING B550-PLUSにしました。電源は先々のことを考えてThermaltake 850W RGBを検討しましたがかなり値上がりしていたので玄人志向の650Wにしました。PCケースはフロントベイが必要だったのでThermaltake VERSA H26にしました。CPUクーラーはCPUに付属しているクーラーで十分ですがLEDがかっこいいDeepcool AS500 PLUSにしました。
- AMD Ryzen 5 5500 BOX (AM4/3.6GHz/19M/C6/T12/65W)
- ASUS TUF GAMING B550-PLUS (B550 AM4 ATX DDR4)
- G.SKILL F4-3600C18D-32GTZN (DDR4 PC4-28800 16GBx2)
- 玄人志向 KRPW-BK650W/85+ (ATX 650W 80+B P)
- Thermaltake CA-1J5-00M1WN-01(VERSA H26 ATXアクリル黒)
- Deepcool AS500 PLUS CPUクーラー(空冷)
なお今回は次のパーツを再利用して組み立てました。
- SSD(Windows 10がインストールされているもの)
- Palit GeForce GTX1060 6GB Dual
Windows 11へアップグレード
ハードウェア面のシステム要件を満たすようにパーツを買い揃えたのでPC正常性チェックはクリアする想定でしたが、1点だけ問題が残りました。BIOSの設定を見直しましたが、特に気になる点はありません。
- TPMの有効化
- Secure BOOTの有効化
- CSMの有効化
原因は次の記事に書かれているようにBIOSモードでWindows 10をインストールしていたため、システム要件をクリアできなかったようです。
BIOSモードの確認は、Windowsキー + R から次のコマンドを実行することで確認できます。
MSInfo32
再インストールをせず、BIOSモードをBIOSからUEFIへ変更ができないか調べたところ、mbr2gpt.exe コマンドを利用することで変更できました。コマンドプロンプトを管理者として実行し、次のコマンドを実行します。
mbr2gpt.exe /convert /allowfullOS
UEFIへ変更後、再度PC正常性チェックを実行すると Windows 11のシステム要件をクリアすることができました。本来ならWindows 11へのアップグレードが可能になるハズなのですが、なぜかアップグレードに進みません。さらに調べたらマイクロソフトのFAQに手動によるアップグレードの方法がありました。
次のサイトから手動でインストールすることができます。
これで無事にWindows 11へアップグレードすることができました。
ベンチマーク
CINEBENCH R23を使って組み立てたPCとこれまでのサブ機(Sandy Bridge)と比較してみました。シングルコアでは1.7倍、マルチコアでは3倍以上の性能差になりました。
最後に
ベンチマークの結果から判るようにi7-2600Kは10年以上前のCPUですがシングルコアの性能値は高く今でもネットや動画を見るなど普段使い程度なら十分な性能のCPUでした。さらばSandy Bridge。ちなみに古いCPU、マザーボード、メモリなど処分に困りましたが、今回はラクウルに買い取りしてもらいました。
「欠品:CPUクーラー」で査定額が0円て^^;
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