Linux版のDiscordは、次の方法で提供されています。
- deb
- tar.gz
Debian系では、dpkgやaptでインストールすることができますが、Fedoraでは通常tar.gzを利用します。
ダウンロードしたtar.gzを解凍し、解凍したファイルの中のDiscordを実行することでクライアントアプケーションを実行します。メニューエディタを用いてDiscordを登録すると起動が簡単になります。
起動した時点でインストールの問題が警告として通知される場合は、音声・ビデオが機能しない状態だと思いますが、それ以外は普通に機能します。
音声・ビデオの問題を解決する方法は情報が乏しいのですが、RPM FusionリポジトリからDiscordのパッケージをインストールすることで音声・ビデオの問題を解決できます。
結論としては、必要なパッケージが不足していたようです。
RPM Fusionからインストールする場合、次のような依存関係も合わせてインストールすることになります。
インストール:
discord.x86_64@rpmfusion-nonfree-updates
依存関係のインストール:
libappindicator.x86_64@fedora
libatomic.x86_64@updates
libcxx.x86_64.updates
libcxxabi.x86_64@updates
libdbusmenu-gtk2.x86_64@fedora
libindicator.x86_64@fedora
試しに依存関係のパッケージをインストールすることで、tar.gzのDiscordでも音声・ビデオの問題を解決することができました。
$ sudo dnf install \
libappindicator \
libindicator \
libatomic \
libcxx \
libcxxabi \
libdbusmenu-gtk2
RPM Fusionからインストールする場合
RPM Fusion(nonfree)のリポジトリを追加し有効にします。すでに追加済みの場合は、省略できます。
$ sudo dnf install \
https://download1.rpmfusion.org/nonfree/fedora/rpmfusion-nonfree-release-$(rpm -E %fedora).noarch.rpm
$ sudo dnf group update core
Discordをインストールします。
$ sudo dnf install discord
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